ウブドから車で2,30分行った所にあるトゥガララン。
絶景の棚田が見られます。観光客が次から次へと来る観光名所でもあります。
着いた途端、「センエン、センエン」と小さな子供達が集まってきます。
絵はがきやお土産の小物を売るためです。
ちょいとゴメンよ、とスルーして、お店の前で描きました。
お店の人、嫌がると思ったのだけど、意外にも暑いから日影で描くといいとか、椅子を貸してくれたりと優しかったです。
描いていると集まってくるのが地元の子供達。5,6人で来てはワイワイ。
絵を見た子供達が、これは何?と聞いてきました。
ブーゲンビリアが綺麗だったので描いていたのですが、これだよと指差すと、皆で「ア~!」って納得していました。反応が可愛い^^
私の前に立って見ている男の子に対しては、友達らしき女の子が「アンタ、そこに立っていると邪魔でしょ?!」と気をつかってくれた場面も。
途中、日本人の団体も来ました。私のスケッチ姿が興味深かったらしく、そのうちの一人と
話していたのですが、別の日本人のオッちゃんが来て一言。
オ「え~?!、日本語上手いね!」
・・・ん?誰に言ったの?o(・_・= ・_・)o キョロキョロ
あ、あたしかあ~σ( ´∀`)
ニホン ナガク イタネ…って、ちっがーーう!!
フ「日本人ですけど・・・」
って言ったら、顔色がさっと変わって、すーーっとどこかへ消えていきました。笑
地元人の様に店の前に堂々と座り、Tシャツにサングラスかけて帽子もかぶっていたからに違いない。そうだ、きっとそうだ。
最後にお店の前で描かせてもらったので、場所代として絵はがきセットを買いました。
ところが、女の子がまだついて来て何か言っている…。
んー、困ったなあ。絵はがき買ったし、これ以上買ってもきりがないし…。なんて思っていたのだけど、どうやら彼女はペンが欲しかったみたい。笑
そっか、そっか。じゃあ記念にあげるよ。と差し出すと、満面の笑みで帰っていきました。(子供達には魔法のペンのように見えたみたい。結局この女の子と別の男の子二人に進呈。)
ついにトゥガラランにもスケッチャー誕生?!笑
こんな感じでワイワイと楽しく描けた一枚です。そして驚異の速描き!全紙は普段ペンだけで6時間位かかるのですが、太いペンでザクザク描いて、これは3時間半くらいでかき上がり!
で、描いていた間にこんなにも楽しいやり取りが出来たものですから、色塗りもちょっと冒険してみたくなりました。
ブーゲンビリアは毒々しい色を!って事でドクターマーチンのTROPIC PINKとVIOLET、空も夕焼けにしちゃいました。はー、楽しかった。
そうそう、この棚田にあるレストラン「テラスパディ」は眺め最高のレストランです。棚田を眺めながらの食事もナカナカです。
[紙:アルシュ全紙、ペン:プチ太・中]
おまけ:本当のトゥガラランの棚田の写真